企業のコールセンターで働く看護師の求人・募集ガイド

看護師としてコールセンター勤務を選択する場合、企業側から求められるのは医学的知識と、勤務の経験で得られる判断能力です。直接触れることのない相手の状況を把握し、的確なアドバイスを迅速に行うことが出来るかどうか。臨床の現場経験はかなり求められます。対人看護とは別の技術が必要な仕事になりますので、自身の適正に応じて応募すると良いでしょう。担当する内容、範囲でも異なりますが5年程度の臨床経験を積んでいることが採用の条件と定められている場合があります

多くの有能な人材が転職支援サービスへ登録している事から、医療業界に留まらず、様々な企業が求人募集を出すようになっています。製薬会社、医療機器メーカー、食品企業のコールセンターがその実例として上げられます。これら企業も医療知識を必要としている為、保健師や看護師資格を持つ人材を求め、積極的に採用しているのです。

コールセンターや電話相談の看護師求人の多くは看護師専門の転職サイトで情報を得ることが出来ます。求人誌やハローワークにも偶に載ることも有りますが、大抵の場合が希望していない地域と条件です。また、コールセンターの求人探しにサイトを利用する場合でも、病院や医療専門施設だけではなく、食品企業を始めとした他企業の求人も豊富に扱っている利点があります。サイトを熟考して、希望する勤務先の候補を増やすのもポイントです。

業務は、時間や日数の単位で勤め上げるのがほとんどです。なので空き時間を利用し、勤務することも可能になります。夜勤に相当する時間帯での業務も有り、その場合は日勤に比べてかなり時給が高く設定されています。医療行為無しの働きやすい職場として人気があり、雇用形態としては常勤雇用や派遣勤務、単発のパートやアルバイトなど様々な選択肢があるのも特徴。自分のライフスタイルに合わせて働くことが出来るのが魅力です。

そして、この仕事の魅力は、何よりお相手との遣り取りにあります。コールセンター勤務をする中で、やりがいへ繋がるのが「ありがとう」の言葉ではないでしょうか。その言葉に変わるものは無く、困り果ててしまっていた人の問題を解決出来た時、とてもやりがいを感じると言います。着信を受ける度に質問内容も全く異なりますので、こちらの応対も変えなければいけません。毎日毎日が違うと感じられるのも、常に学びの姿勢でいられるからだと思います。

体力的には座り仕事で楽ですが、精神的には向き不向きがある仕事には違いありません。転職する前に、自身の適性を見極めて下さい。顧客からの質問が来る限り、ずっと応え続けなければならず、根気と集中力を要します。とは言え延々行うわけではなく、1時間で15分の休憩時間が挟まれます。それを巧く利用して業務を全うしていきたいですね。