企業内医務室で働く産業看護師の給料・年収相場

看護師の職場としては病院などの医療施設以外にもさまざまな場所があり、その中でも企業の医務室で働く産業看護師は人気が高くなっています。現在、社内に保健室や健康管理室などを設置して産業看護師を常駐させているのは、ほとんどが大企業です。従業員の健康について守られていることで企業の業績も上がるという傾向が強まっている中ですから、今後に関していえば中小企業にまで動きが広がる可能性はあります。現状において産業看護師として働いている人の多くは大企業の社員としての待遇であり、給料の面でも非常に恵まれている場合が多く、魅力的な職場であるということができます。

一般に看護師の平均的な年収は、特に女性ですとほかの職業と比較して高い水準にあります。看護師の収入が多い理由は夜勤やシフト勤務、そのほかにも手当が多いことを一因としていますが、企業の医務室で勤務する場合ですと一般的に夜勤がありません。また、企業の定休日には休日になるといったように、ほかの一般社員と同様の勤務体系となります。そのため不規則な生活になることもなく、平均以上の収入を得ることができるのです。企業の規模によって給料は異なりますが、産業看護師の平均年収は400万円から700万円程度となっています。大企業であれは直接の収入だけでなく、福利厚生も充実していて大きなメリットがあります。

産業看護師の求人例を見てみましょう。
A株式会社（大阪市淀川区）
募集資格：正看護師
雇用形態：正社員として午前9時から午後5時までの常勤
勤務内容：社内医務室で従業員の健康管理
給与：月額31.6万円（諸手当込）
休日・休暇：土曜日、日曜日、祝日が休日で年間休日は125日

B株式会社（東京都千代田区）
募集資格：正看護師、准看護師
雇用形態：契約社員として午前10時から午後7時までの常勤。契約は半年更新
勤務内容：保健指導
給与：月給30万円
休日・休暇：日曜日、月曜日が休日で年間休日は124日、有給休暇が10日
社会保険：雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労災保険