企業看護師として働くなら、「大手企業」と「中小企業」どちらを選ぶべき？

企業看護師は大手企業でなければ募集を行っていないというわけではなく、中小企業であってもある程度人数の多い会社であれば、募集をしていることもありますが、やはり法人税減税の恩恵を受けている大手企業の方が待遇はよくなっているので、できれば大手企業を選んだ方がよいでしょう。また、求人の数も圧倒的に大手企業の方が多くなっているので、探す時には大半が大手企業となっています。

給料が高くなっているというだけではなく、大手企業であれば大半の会社で土曜日と日曜日、さらには祝日も休めるようになっていますし、手当もいろいろと支給されることが多いので、年収で計算した時にも大手企業に就職した方が、明らかに高くなるでしょう。ボーナスも大手企業であればほぼ確実に支給されますし、昇給もあるので、有利な点がたくさんあると言えます。

あえて中小企業を選ぶ利点もある

このように大手企業は中小企業に比べてかなり有利になる点がたくさんあるのですが、やはり企業の規模自体が小さく、消費税増税の影響をまともに受けてしまった中小企業は不利な点がたくさんあります。では、すべてにおいて中小企業は大手企業に比べて不利になっているのかというと、決してそのようなことはありません。

では、中小企業を選んだ場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか。中小企業は大手企業に比べて人数が少なくなっているので、社員同士のトラブルや人間関係に悩む確率が低くなります。また、大手企業の場合には社長も同様ですが、社員もかなりの発言力や影響力を持っているので、派閥ができやすくなる可能性が高いのです。

それに対して中小企業では、社長の権限が大きいので、経営者さえしっかりとした人物であれば、仕事のことで文句をいわれることも少ないですし、派閥などで悩むことも少なくなるので、人間関係を重要視するなら中小企業、待遇を重要視するなら大手企業がおすすめです。ただし、中小企業では通常看護師が1人か2人で勤務することが多いので、経験はしっかりと積んでおきましょう。